「あぁ。1億年前に輝いた光が今、星となって俺達に見えてるんだ。すごいと思わないか?」 空は更に私を抱きすくめながら言った。 「うん……本当にすごいわね…」 私は感激のあまり星から目が離せなくなった。 胸の辺りにある空の腕を握った。 ――とその時。 ――ザクッ……!!! ポタッ… ―――え? 何?今の音……… 「………う゛っ…」 回されていた空の腕が離れていく 目の前には腕を切られて倒れる空の姿。 「―――空っ!!!!!」 私は大声で空の名前を叫び、近寄った。