座敷わらしの恋

「……ねぇ、悠君」


「ん?」


長い沈黙の後、再び紫が囁くように呟いた。


「ありがとう」


ようやく吐き出した、と言うように紫は深く息を吐き出す。


「何がだよ」


「毎日付き合ってくれて」


「別に。どういたしまして」


まぁ、その点に関しては俺も感謝してるけど。

おかげで今じゃ俺も標準の高校生並みの体力が身についた。

ようやく標準という辺りが切ない。