「ありがとな。そう言ってくれるヤツがいるって、すげー嬉しいと思うぜ。だから、俺からもあいつのこと、よろしくな」


この夏限りの付き合いの俺なんかより、よっぽど彼の方が頼りになるに違いない。

俺の言葉に、少年は嬉しそうに笑い、今度こそ子供達の中に紛れ込んだ。

子供達はまたざわざわと相談事をしているが、まぁどうせすぐにどうでもよくなるだろう。

俺はとりあえず、駄菓子屋から離れることにする。


「しかし、誰からも無視されるって……」


どういうことだろう。

友達は多そうなヤツなんだけどなぁ。

俺は首を捻りながらも、電話ボックスを探す為に歩き出す。