「あー、限界だ!」


暑さに耐えかねて俺は叫んだ。

直後、周りに誰もいないか確認。

あぶねぇ、これじゃただの不審者だ。

誰にも聞かれていないことを確認して安心。

気を取り直して、ちょっと早いが、休憩にしよう。


元々寄るつもりだったあの駄菓子屋に向かう。

もしやここにいるのでは、という期待はもちろん裏切られた。

どころか、客が誰もいやしない。

やれやれ、ほんとにどこにいったんだ。