「・・・西。オメェは何してるんだ、一体」 西の背後から、不機嫌そうな男の声。 しまった・・・気づかれていたのだ。 一巻の終わり、だ。 西は、絶望と憔悴の混ざり合った表情で、声のした方を振り返った。 無念。 「砂漠のナマケモノ」作戦、失敗。 こうなったらもう、するべきことは、ただ一つ。 「すみません!寝坊しちゃいましたぁ」 西は、先輩刑事・原田に向かって、深々と頭を下げた。