やっぱり俺と瑠羽の関係は“兄妹”という関係上好きになることはいけないのか?


俺が瑠羽に対する気持ちはどうすればいいんだよ……。


俺は頭をかかえて座りこみ、醜い感情が溢れるのをただただ拳を握りながら抑えていた……。


手を強く握りすぎて爪がくい込んで血が垂れる。


竜「…クソッ」


地面に拳を叩きつけ怒りをぶつけた。






いつの間にか昼休みになり屋上のドアが開いた。




―ガチャ


秀「やっぱり此処にいたな。」


竜「……。」


俺は秀に背中を向けたまま屋上から見える街並みを見渡していた。


秀「お前はこのままでいいのか?」


竜「……。」


秀「…ハァ…瑠羽にそんな態度のままだと瑠羽が悲しむぞ。」


竜「関係ねぇだろ…。」