翼がページをめくると、私が瀬那さんに膝枕している姿が…。


麗「良いなぁー…。瑠羽ちゃん、今度は僕に膝枕してねぇ?」


一緒に翼が持っている雑誌を覗いていた麗が、私の腕に手を絡ませながら言ってきた。


私は麗の頭を撫でながら頷いた。


もうみんなに見られながら膝枕はゴメンだ。


あの時は相手が瀬那さんだったから、自然と任せる形で出来たけど…。




隼人の方を見ると、同じくCrossを広げて見ていた。


スナップ写真を見ているようだ。


そういえば隼人達も撮ってもらってたよね。


私は隼人の方へ行き、雑誌を覗いた。


『隼人載ってた?』


隼「お?瑠羽か。
もちろん載ってたぜ♪」


見てみると、大体は小さく載っているのに、竜也達は大きく載っていた。


隼人はフフンと得意げに腕を組んだ。