うーん…。 ほんと分からない。 なんで? 私そんなに記憶力悪くないと思ってたんだけど。 私がウダウダと考えているときだった。 キキーっ―――……… は? そう思うのと同時に、私の体がぐわんっと前のめりになった。 がしっ あれ………? 何もない。 …んじゃない。 後から、蓮士が私の肩を掴んで私がとばないよいにしていた。 「ありがと、蓮士。」 私がそう呟くと、蓮士は「ああ、」と答えた。 それにしても、何が起こったんだろう。 そう思って外を見ると………… たくさんのバイクがいた。