「矢耶かわいー。けどご飯は食べろよー」


案の定、梁翔さんが反応した。

ちっと心の中で舌打ち。

まぁ別に怒る程でもない。


『ほらっ矢耶。何食べるんだ?』

「藍がメニュー持ってるから選べないよ!」


ちょっと怒りながら指摘された。

そーだった。

取ってたんだ。


『ごめんごめん。ん。』


と言い渡した。


「迷うなーオムライスかドリアか…ん―――――……」


メニューと睨めっこする矢耶。


頭を撫でながら


『俺が片方頼むから一緒に食べるか?そーすれば二つ共食べれるだろ。』


藍頭いいーとか言いながら呼び出しベルを押す矢耶。

ピンポン―――――――…


「ただいま伺います――…。」


ウェイトレスがやって来た。


「お待たせしました。ご注文はお決まりでしょうか?」


ニコッと笑いながら聞いてきた。