この涙が枯れるまで


それからの私は、

優君しか見れなくなっていた。



でもね、噂で聞いてしまったんだ。



優君と広瀬さんが仲良いって。


私、広瀬さんを知らなかったから広瀬さんを見に、
教室まで行ったら、


そこには仲良く会話をしている優君と広瀬さんの姿があった。



広瀬さんは、相沢さんと少し似ていたけど、

広瀬さんは大人っぽくて、

私なんかより全然良い。


広瀬さんに笑顔を向ける優君がいて、


私はヤキモチを妬いた。



私はまだまだ子供だったの。



そして向かえた修学旅行。


私は楽しみではなかった。

一人でいると、

いつも泣いてばかり。


弱い人間だったんだ。



もし私の隣に優君がいたなら、

私は笑って楽しんでいると思った。



でも今、優君が笑顔を向けているのは

私ではなく

広瀬さん。



私は広瀬さんになりたかった。



私が勝手に壊したのに、


こんなにも後悔をする。


矛盾だらけだ。



修学旅行で、私はあるお店に入った。


そこには、


優君がいたの。


私の目の前に。


急に鳴り出す私の心臓。


そして

急に赤くなりだす私の頬。


まだ好きっていう証。