この涙が枯れるまで



『一緒に遊ぼうよ!!』
『そうだよ~』


一方的に話す二人の女の子。


『…遊びたくない』



僕は百合しかいないから、他の人と話たくもなければ、遊びたくもない。



『何で~?』
『彼女いるとか?ここに』


『ここにはいない』



『じゃあいいじゃん!!』
『問題なし!!』


よくないし、問題ありすぎる。


この事を知った百合は、必ず泣くだろう。
そんな事させたくない。


『他あたって?』


『え~』
『あっ指輪してる!!』



一人の女の子が僕の薬指にしてある指輪を外そうとした。


『抜けない~』



『本気でやめてって。これ絶対取れんよ?』



『絶対抜いてやる~』



そろそろ僕には限界が近付いてきた。


『うぜぇ…』


僕はキレそうになった。


『お前らさっきからうざいって!!』



僕より先にキレた人がいる。
初めて本気怒ったとこをみたかもしれない。


そこには沙紀が仁王立ちしていた。


『あんたらさっきから鈴木君ナンパするのやめてくれない!?
鈴木君すごい嫌がってるじゃん!!それに鈴木君落とそうとしても無理だし!!
鈴木君には可愛いちゃんとした彼女がいるんだから!!あんたらと違ってチャラい安っぽい女と違ってね!!』


目の前にはキレた沙紀。


唖然とする僕と女の子達。