この涙が枯れるまで


百合は詩集を読み出した。

『…すごく…不思議な気持ち…』


『でも俺好きだよ?』



『うん、私もいい詩だと思うよ…』




『百合の必要とする人は誰?』


僕は百合に近づき、気になっていたことを聞いた。





『私?私は…何て言って欲しい?』



『べっ別に?』



『嘘!私の必要な人は、優君…あなたよ?』



『百合…俺もだよ…だから俺の傍にいて…』



『うん…ずっといるよ…』


『じゃあ…指切り』


お互いに小指を立てて、絡ませた。


『優君かわいい!!指切りね?』



僕は百合の手に僕の手を合わせて握った。




ひとつになった指輪。



『百合…』



『優君…』



僕は百合のおいしそうな林檎みたいな唇に、


ゆっくりキスをした。



それを受け入れる百合。



百合が自然と目を閉じていく。



百合の長いマツゲが僕にあたる。




僕達は二人を求めるかのように、

夢中になってキスを繰り返す。




僕は百合をベットに寝かせた。



僕は百合が欲しかった。