《芽》
《芽は水を欲しがる
僕は君を欲しがる
芽は水を蓄えれば成長するだろう
僕は君を蓄えれば成長するだろう
芽はいつか必ずキレイな華を咲かすだろう
僕はいつか必ず立派な人間になるだろう
それまで僕の傍にいて》
まるで僕の事みたいだ。
僕は百合を欲しがる。
僕は百合を蓄える。
僕は百合といれば立派な人間になる
そんな気がする。
だから、ベットでスヤスヤと眠る、百合を僕は離さない。
大切にしなければいけない。
僕が立派な人間になるためには百合が必要だから。
『ん~…あれぇ?寝ちゃってた?』
百合がゆっくりと体を起こし周りを見渡した。
『おはよ、よく寝てたね?』
『ごめんね!!ん?何読んでるの?』
『ん??詩集』
『優君詩集読むの?』
『うん…ナナが好きだった詩集なんだ』
『そうなんだ…』
『ごめん…不安になった?』
『大丈夫!! どの詩が好きなの?』
『今読んでるのは、これだよ』
百合が今読んでいた詩を読み始めた。
百合は読んで何て思うかな…
百合が必要とするのは…
誰ですか?


