この涙が枯れるまで


―キーンコーンカーンコーン…


6時間という長い授業が、いつもより早く過ぎていく。



百合が隣にいる事で、授業が早く感じるんだ。



授業中、百合の方を見ていたら、先生に何回か注意された。



僕と百合は学校から出ていく。



『優君、先生に怒られすぎだよ~!!』


百合が口に手を当てながら、
僕をみてクスクスと笑ってくる。


『うるさい~』

僕は百合の方を見れず、違う方向を見ていた。



『面白かった!』



『やめろ!てか百合今日暇?』



『ん?用事はないよ?』




『今日家来ない?』





『え…うん…行く…』





『やった!!んじゃ決まり!』



百合が僕の家に来るのはいつぶりだろう。


僕は百合の手を繋ぎ、僕の帰り道を一緒に歩いて行った。



―ガチャ…



『ただいま~』



『おじゃましま~す』



家には誰もいなかった。


僕は百合を上がらせ、部屋に連れて行った。




『優君の部屋久しぶりに入る~!!』



『適当に座ってて?俺、何か持ってくる』



『ありがと!!』



僕は冷蔵庫の中をあさる。

見事に冷蔵庫の中には何もない。



僕は百合にコンビニに行ってくると言い、家を出た。