この涙が枯れるまで

―キーンコーンカーンコーン


『お~い、広瀬~!!ちょっと来て~!!』


教室からナナを呼ぶ声が聞こえた。


男の人の声が。




『じゃあ、優、小林さん、またね!!』


ナナは教室に入ろうとする。



『ナナ!!!』


僕はナナを呼んだ。



ナナは振り返る。



『ナナ…ナナは今幸せ?』



『あったりまえ!』


と笑顔で言った。



そして教室に入って行った。



『百合…帰ろっか…』




『うん!!!』




『百合…今幸せ?』


と冗談っぽく聞いてみた。


すると百合は笑顔で


『あったりまえ!』


とナナに似せて言った。



『ばーか』



そんな百合の笑顔で僕は脳殺されていくんだ。





二人で教室に戻る。



もう朝のHRは始まっていた。



―ガラガラ…



二人で元気よく声を合わせて


『遅れました~!!』

と教室に入った。


みんなこっちを見ている。


僕達は笑いながら席に着いた。



『もう少し早く来なさいよ~??』



『はーい』
『はーい』



すると歩が


『は!!??お前らどうしたんだよ?』


と聞いて来た。



僕と百合は


『秘密』

一言だけ言った。




今…


僕の世界は、キラキラと輝いている。