この涙が枯れるまで



『百合?俺これからナナんとこ行ってくる』



『あっうん…』



百合は不安そうな顔を見せた。



『そんな不安がんなよな~』



僕は百合の髪の毛をぐしゃぐしゃにした。



『や~め~て~!!』



『不安なら一緒にくる?』



『うん!!』


僕と百合はナナのいる教室に向かった。




『ナナ…?』



僕はナナを呼ぶ。


百合は僕の後ろで隠れていた。



『優?どうしたの?』



『ナナ…俺…百合とやり直す事にしたんだ。
今までありがとな』



『そうなの?おめでとう、良かったじゃん!!』



『ホントにナナには感謝するよ…ホントにありがとう…』




『いいって!!私も感謝したいよ!!』



『さんきゅ…』



すると後ろに隠れていた百合がナナの前に立った。



『あの!!ありがとう!!』



ナナは百合を見てびっくりしていた。


『えっ?』



『百合!!??』



『また優君と一緒になれたのは、広瀬さんのおかげだと思ってるの…ホントにありがとうね』



『小林さん???ふふっ』



『へ??』


『ナナ悪いな…』



『違う違う!!この子かわいい!そりゃ私負けるわ』



『え??!』



『は??』



『小林さん!!優を幸せにしなきゃ駄目だからね!!』



『うん!!任せて!!』



『…バカ』



百合もナナと同じ、強い人間だった。