僕は休み時間よく廊下に居た。
ただ外を見つめるだけ。すると久しぶりにある人を見た。
それは、和樹だ。



『あれ?優じゃん!!久しぶり!!』


和樹から声をかけてきてくれた。
和樹を見るのはいつぶりだろう?
百合と付き合っていた時ぐらいからずっと見ていなかった気がする。


『久しぶりだな!!元気かよ?』


『元気すぎるって、まじで』



『良かった』


後ろから和樹を呼ぶ声がする。
聞き覚えのある爽やかな声。



『和樹~って優?』




『安里じゃん!!』


安里と話すのも久しぶり。
クラス離れたからかな。


『優久しぶりだな!!』



『そだな~!!』



『優…お前…まぁいいや。つか後で会えるか?』




『どした?』



『聞きたい事あるからさ!! 次俺ら教室移動だから行くな!!じゃな!!』



『おう』



『優~じゃな!!



『またな、和樹』




久しぶりに二人を見た。和樹と安里。
少しおかしな組み合わせ。
自然と笑みが浮かぶ。
安里の話はなんなんだろう。

するとポケットに入っていた携帯が震え出した。