この涙が枯れるまで


『同い年なんだからタメ語でいいって~!!』

とニコッて笑った。


笑顔がかわいらしい。

吸い込まれて行く気がしたんだ。


『じゃあ、沢村さんいろいろ教えてあげて?』


『はーい!!』



『こっち来て?』


と言われ、ついていった。


『まず、洗い場から!!えっと…何て呼べばいい?ナナって言っていい?』


『あっはい!!ナナでいいです…』


『だからタメ語でいいよ~!! 私は鈴でいいから』

『はい!あっ分かった!!鈴ね!』


『面白いね!!ってかどこの高校??』



私はこの質問に何て答えればいいか分からなかった。

答える事ができなかった。


私は…中学生だから。


『…どうしたの?言えないとか?』


『…ちょっとね』


『無理しなくていいよ!!ごめんね? 私は清秀高校!



清秀高校と聞いてドキッとした。

和哉と同じ高校。


少し羨ましかった。



『こら~お喋りは後でしなさい~!!』


『は~い!!』


私達は見つめあって笑った。

そしていろいろ鈴から教えてもらった。



洗い場の仕方とか、オーダーの仕方、レジの仕方。


あっという間に8時半になっていた。