「大輔くん…ごめんね、ありがとう…」


「あ…いや、いいんだ。また会ったな」


「本当だね…!なんでだろうね…」


「だな…」


どこかよそよそしい二人の会話。


もう会わないなんて、
こんな小さな街じゃ難しい事なのかもしれない。


でも、会わないと決めた日から
偶然だからといって会うことが多い。


まるで…運命に躍らされるよう…


「…ちょっと話すか?」

そう切り出したのは俺。