「俺…、最低だよな…。」
下を向きながら言う俺に、南はそっと言ってくれた。


「そんなことないよっ!大輔君は最低なんかじゃない。
誰だって…迷ったり、回り道したり…
いろんな事があって、自分が、ここだ!って思える道に行けるんじゃないかな?」


"自分がここだって思える道"


南の言葉は、深く広く…俺の心に染み込んだ…。


「ありがとな…。南に、励まされるなんてな……」