「逃げるって何だよ!それに惹かれてるって…お前意味わかんねぇ!」


「本当にお前は!確かに最初は遊び目的だったかもしれない。だけどメール始めてからのお前は、めちゃくちゃ楽しそうだったぞ!」

「何言ってんだよ。遊んでるから楽しいんだろ!」


俺は瞬が言ってる意味が分からなかった。

俺が南に惹かれてる?狙うつもりはあったけど、


好きだと感じた事は一度もない。


ただの一度も。


「じゃ、お前は本当に誰の事も好きになったりしないのか?」


「俺は…………」



ピロリン♪
新着メールが一件入った。

『大輔君の学校の前の喫茶店で待ってます。南』