由香と私は智也の家に行く事にした。 由香が合い鍵で鍵を開ける。 「どうぞ~。」 中に入ると由香の私物が部屋のあちこちに置いてあった。 部屋を見るだけで二人がラブラブな事はすぐに分かった。 ココナッツの甘い香りと、由香のいつもつけている香りが混ざり合い、綺麗な香りが部屋にはあった。 『なんか臭~笑』 「うるさいっ笑」 雨は嫌い。 気分を憂鬱にさせる。 全てを麻痺させる。 時計を見ると針が18時過ぎを指していた。