それから五時間目の間ずっと 櫛森と二人で話した。 実は祐希奈は寝たフリをして、 ニヤニヤしながら会話を聞いていたみたい。 いきなり顔をあげて 『どうしたの?顔、真っ赤。』なんて 言うんだもん。 ………幸せだなぁ。 何か特別なことがあった訳でもないし、 今だに存在感は11%ぐらいだし。 愚痴とか自慢話ばっかで 輪にも入れないしけど、 すっごい幸せ。 ……だって、 好きな人と一緒に話せるんだもん。 ……それに君は私に笑顔をくれた。 本当に幸せだった。 ……真実を聞くまでは。