俺達は高級そうなマンションの前まで車で移動した。


「ヨシト、ここは…」


「神山が住んでいるマンションだ」


「神山か…」







ヨシトは車に乗り込んだ。


「おい、待てよ」



ヨシトが窓を開けた。




ヨシトはこちらを見た。








「言い忘れてた。部屋はA1609だ。それじゃあな」





窓を閉じて車はすぐに発進した。




「おい…」




ヨシトは去り、俺は一人マンションの前に立っていた。







仕方がなく、俺はマンションの入り口に向かった。



ドアはロックがかかっていた。





俺はヨシトから教えてもらった部屋の番号を入力した。



「はい…」




「神山か…俺だ…山本だ」



「山本…」






「今日泊めてくれないか」





「…いいよ」






突然、扉が開いた。







俺は「ありがとう」と言い、部屋へ向かった。








エレベータに乗った。





エレベータからは外の景色が見れる造りになっていた。






「綺麗なものだ」






俺はエレベータの中でつぶやいた。