あの後、あたしたちは無事、侑叶君たちの所へ戻った。


「おい、ブス。朝のHR終わったら生徒会室に集合だからな。」


 中島夢人がそう言う。


 てか、ブスって・・・・・。ムカツクし・・・。


 そして、川瀬怜が続いて


「忘れたら、殺す!!! 笑」


「わかってますよーだ!!!!!」


 とほっぺを膨らませて言うと川瀬怜が


「偉いじゃん。」


 と言ってあたしの髪の毛を、わしゃわしゃにする。


「せっかく、セットしたんだか辞めてよー。」


 あたしがそう言うと中島夢人が


「お前、もともとグシャグシャだから変わんねーよ。」


 なんて言う。


 そんな、そんな認識だったの・・・。もうセットするの辞めようかな・・・。最近、面倒くさくなってきてたし・・・。


 と思っていると


「先輩、大丈夫ですよ♪いつもグシャグシャじゃないから大丈夫ですよ♪」


 と侑叶クンがフォローする。


 でも、お世辞かもしれない、と思いつつも


「そうかなー???」


 と少し嬉しい 笑


「ま、そーゆー、ことだから、遅れんなよ!!!!!」


 と川瀬怜のとどめの一言。


「はいはーい、わかりましたよー。」


 と適当に返事をして、教室へ向かった。