【キラービー】〜怨霊がさまよう学校で〜




早川 信太郎
「それは駄目だ!!

早川の怒号が響いた。


紫流 彰
「………部長、確かにあんたの話は正論だ。

早川 信太郎
「じゃあ…なんで小森君を見捨てるなんて…。



紫流 彰
「あいつは俺達を見捨てて、保身を優先した…それに化け物が音で誘われたのは事実だ。それを俺達に押し付けて逃げた…俺はあいつを許さねぇ!!

早川 信太郎
「…小森君を探さずにほっとけば…またさっきの化け物に…。


すると、紫流は小さなメモ帳を紫流に渡した。



紫流 彰
「これが本当に『キラービー』の仕業なら…化け物の正体はここで未練を残して死んだ人間…メモ帳は俺がこの学校の事件を纏めたもの。

早川 信太郎
「…………。


紫流 彰
「そしてメモ帳をわかりやすく折ってある部分は…校内での死亡事件だ。