******* ―――ピピッ!ピピッ!ピ―カシャン… 『う………朝?』 私は目覚ましを止めて起きた。 うーっ、と体を伸ばし、朝食を食べる。 『はぁ………。』 食パンに一口かじりついたあと、ため息をついた。 ………眼鏡、どうしよう。 カツラの前髪、長いからなぁ。 それで隠せば大丈夫なんだろうけど。 『まあ、仕方ないかな。』 ウジウジしててもしょうがないから、学校に行くことにした。