そして 中庭に着いて仁たちを探すと大きな桜の木の下にいた。 「おっ!ナツ~由梨ちゃん~こっち!」 ハルが一番に気づいて手を振っていた。 「馬鹿まるだし」とあたしはボソッと言った。 仁たちの近くに来るとユーは一目散に紘先輩に抱きついた。 あたしは呆れた目でユーたちを見ていたら 腕を引っ張られて倒れてしまった。