「春季に言えっつった」 みんながいっせいにハルの方を見た。 「・・・あっ!!忘れてた・・・・」 「忘れてたじゃねぇよ!」 バシッ! ハルの隣に座っていたグレーっぽい黒髪をした人がハルの頭を叩いた。 「いってぇ~」 ハルは叩かれた頭を擦りながら言った。 「叩かなくってもいいだろ!?慎也!!」 ハルが叩いた人・・・慎也?という人の方を見て騒ぎだした。