頭の上で腕を組んで健が言った。 「だって、お前顔もいいし、背も高ぇし・・・自覚ねぇかもしれねぇけど、お前もててる方だぜ?」 ・・・それは言われるまで気付かなかった。 「ま、彼女が出来ねぇのは確かに可哀そう・だ・け・ど。」 よってたかって馬鹿にしやがって。と、口に手を当てて笑う健に突っ込む。