今見ていたのが幻覚と知ったのは、それから4秒経った後。 目の前にツツジはいない。 あるのは、白い、何も無いベットの上に、小さな花束が置いてあるだけ。 「ツツ・・・ジ・・・。」 大丈夫。 どうせ前みたいに、検査か何かで部屋を出ているだけ。 そう心に言い聞かせても、一番目に入ってくるのは、小さな花束。 それが、ここにいた人間が死んだと言う一番の証拠。 嘘だ・・・。 嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ・・・。 ツツジが・・・死んだ。