「ユウは強いんじゃなかったのか!?喧嘩上等じゃないのかよ!僕の親が来た時、僕を助けてくれたみたいに・・・かっこ悪くてもいいから、強く構えろッ!!」

ツツジが・・・強気に出てきてる。

「ユウは僕より・・・ずっとずっと強いんだからな!!」

そう言った後、ツツジが大きく咳き込んだ。

「ツツジ!?」
「大丈夫・・・エホッ・・・むせた・・。」

むせたと聞いて、俺は少しホッとする。
そして、ツツジがそう言ってくれた、そう思ってくれていたことに軽くなれた。

プー、プー・・・

電話が切れてしまったのか、声が聞こえなくなる。

強く構えろ・・・か。