もう一度、名前を呼んで。【完結】





でも結局、理事長室からでるのは許してもらえなかった。


校内にも一応、紫蛇のメンバーはいるから危ないんだって。



そして日が暮れるころには、生徒たちの片付けも終わり、早めの下校になった。




「さて、帰るか。」



けいちゃんが立ち上がって、あたしも一緒に立ち上がる。


「俺もついて行こ〜」



どうやら、あっちゃんも来てくれるらしい。