そのとき、けいちゃんが部屋に戻ってきた。 「後夜祭はナシだ、ナシ。」 ぷらぷらと手を振る。 「悠唏たちもいねぇんじゃあれの統制はとれねぇだろ。」 奥の方から紅茶の葉っぱを取ってきて、お湯を入れてる。 けいちゃんってそういうこと自分で出来る人なんだ。 人になんでもさせてそうなのに。 「生徒にはもう片付けやらせてる。もう4時だし、いいだろ。外部生はさっさと帰りゃあいいんだ。」 へっと笑って、あたしの分の紅茶まで用意してくれた。 あたしも片付け行こうかな…