「悠唏っ!?」 コールが鳴ってすぐ、慌てた龍毅の声が耳に入った。 「…藍那は?」 「それがっ…!!」 話を聞けば、昂太と話している間に藍那がいなくなったらしい。 「僚!」 「ヤバいね。 紫蛇の、倉本だ…。」 ……っ!? 「紫蛇だとっ!?」 そう叫んで、理流が部屋を飛び出した。 俺と僚、舜も立ち上がりそれに続く。 バイクを出してきて、紫蛇の倉庫へ向かった。