「エライことになったもんやな〜。」



説明を聞いた後そう呟いた昂太に、あたしはコクリと頷いた。




「藍那、大丈夫なんか?」

「何が?」

「いや…狙われたりするんちゃうかと思って……」




ああ!なるほどね。




「大丈夫でしょ。あたしは何もしてないし」



あたしが答えると昂太は、




「せやな!きっと大丈夫や!!」



と、ニカッと笑いながら言った。