そんなとき バキッ… という音とともに、あたしの首から腕が離れた。 そしてあたしは膝から崩れ落ちた。 あたしを捕まえていた男は気を失ったらしく、近くから低い声が聞こえた。 「おい、大丈夫かよ?」 あたしは声を出さずにコクコクと頷いた。 でも、体の震えは止まらない。 「無理すんな。」 フワッと近くに人が寄ってきたのが分かって、爽やかな香りが漂った。