鏡越しの彼


部屋に入り、ホッと胸を撫で下ろす。


前みたいに何かあるんじゃないか、って身構えていたから。



自惚れてるわけじゃないけど、奏斗くんはなんであたしに執着するんだろう?



ふつうにしていれば、モテモテだろう。