「ドコヘ行キヤガッタ……」
サンタさん声が聞こえる。
だけど、
こんな事態なのに
頭が朦朧とするのは
なぜだろう。
なんだか眠い。
僕はいずれ
サンタさんに見つかって、
殺されるんだ。
だったら恐怖を
感じたまま殺されるより、
眠ったまま殺される方が
断然いいかもしれない。
このまま眠ってしまおう。
これはきっと夢なんだ。
悪夢なんだ。
目を閉じ、
次に目を開けたその時には……
きっと僕は、
ベッドの上で寝ているんだ。
そうだよ。
これは悪夢だ。
とても恐ろしい……
あ……く、む……。
僕は目を閉じ、
いつの間にか眠っていた。
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