「ミッツメ! オ前ハ人ノ悪口ヲ言ッタ。 ヨッツメ! オ前ハ人ノ“死”ヲ願ッタ」 そう言いながら 徐々に僕に 近付いてくるサンタさん。 このままじゃサンタさんに 殺されると思った僕は、 部屋の戸を開けて 廊下に飛び出した。 本当は今すぐにでも 外に飛び出して 逃げたかったけど それじゃ家にいる お母さんとお父さんが 危ないから、 僕は2人の寝室へ向かった。 あんなに憎かったお母さんに、 助けを求める自分がいる。