Santa_Claus




何度

お母さんにバツを

与えようとして、

この本を開いたことか……。



でも、やっぱり出来ないや。

実行者の記憶を

入れ換えるだなんて……

怖いもん。



僕の記憶が入れ換えられたら、

イヤだもん。



ベッドの中にダイビングして、

まぶたをそっと閉じた。



あぁもう、

今日もまた

お母さんにバツを

与えられなかった……。



サンタさん、

ディーエスはくれなくても

構いませんから、

どうかお母さんに

バツを

与えてください……。



いつの間にか、

僕は眠っていた……。



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