あ〜あー 見つかんない 見つかんない 暑いし、最悪…… てか、れーくん休んでない…? 「ねぇ、さくちゃん帰ろうよ〜」 あ!! 「れーくん、あった!見つかったよ!!」 私はどうだ、見たか!とでもいうようにれーくんに見せつけるようとしたとき ――クラ ……あはは 最近、来なかったたから、忘れてた…… 調子乗りすぎたかも…… ――ばたん―――――― 「さくちゃん!!!」 遠くにれーくんが呼んでいる気がしながら、私の怠い身体は重力に逆らえず、目を閉じた。