だから目立っちゃうし。 「真夜は一度決めたら曲げないもんね・・・わかった。俺も出来ることはする」 ため息交じりの表情を浮かべながらやっと認めてくれた流衣。 「ありがとう・・・流衣。ところでさあ、ウイッグ持ってない?」 「うん。持ってるよ?貸してあげる」 あたしが言うのもアレだけど、何で持ってるんだろうっていうのは聞かないでおこう・・・。 「はい、つけてあげる」 「うん!お願い!!」