「携帯かって嬉しいのは、わかるが。あんまりつかうなよ。」 苦笑いしたお父さんに軽くあやまった。 「紫、まさかアイツに電話やメールなんかしてないだろうな?」 そうお父さんに問い詰められ、ビクッとする私。 アイツ・・・。 お父さんはいつもそう呼んでいた。 本当に他人のように。