光はさっきまで出していた手をおろした。 「友達になるのに、条件がいるって普通・・・変でしょ。」 光がだした言葉に無視して藍香は話しを続けた。 「昨日、あんたと坂口が何話したか知らないけど、坂口を一発殴ったら、それで私達の仲間にしてあげるよ・・・。」 「・・・・。」 光は黙り込み、千晶の方を向いた。 千晶は光と目があった瞬間、目をそらして下を向いた。 「さぁ、どうする?転校生さん・・・。」 そう言って藍香や他の女子生徒達が嫌な笑みをみせる。