「・・・そういえば私、皆の名前まだ聞いてなかったよね?仲間なら教えてよ。」 そうだ。それぐらい聞いてもおかしくないはずだ。 「そうだな。仲間なんだし名前ぐらい知らないとなっ。」 あっさりと、そう言う奴らに私は笑みがでそうになる。 こんなに、簡単にうちとけて良いものなのだろうか? 「私は、藍香。で、クラスの中でも特に仲の良いヤツ石川と長野と福島。」 藍香も私に少しは、話してくれそうだ。