二人は静かになり風の音だけが聞こえていた。 「全部、知らべた。」 翔は声のトーンを低くしてそう言った。 光は一瞬、驚いた顔をしたがすぐにもどった。 「そう・・・。」 光はその一言だけ言って上を向きながら目をつぶった。 「現実なのか?」 翔は光に変な質問をする。 「さぁ?」 光も疑問でかえす。