「かっ・・・・神崎・・さん?」 中庭に座っていた光に声をかけたのはダサ男こと翔だった。 いつものように弱々しい声、ボサボサの髪、瓶底眼鏡。 ゆっくり光が翔のほうを見た。 「私と、いるときはダサ男キャラやめてよ。」 光がそう言うと、翔の性格はコロッとかわる。 「こんな所で、何やってんだ?」 「・・・別に。」 光は、うずくまり翔はその姿を見てたちさろうとした。