うつむいたまま、とぼとぼと裕斗くんの後についていく。 「蜜ちゃん。」 「ん?」 あわてて、顔をあげて首をかしげてみた。 「どうしたの? なんで、そんな後ろにいるの?」 ほ、ホントだ・・・・。 いつのまにか、裕斗くんと蜜の間は1mくらい開いている。 「あ、ごめん!!」 少し小走りで裕斗くんに近づくけど、横に並んでいいのかわからない。 周りを見ると、無駄にくっついてるカップルばっかりが目に付いてはずかしくなる。