照れてるのかな・・・? 司は蜜から視線を離した。 「ありがと、司。」 驚いたように 蜜の方にまた視線をもどす。 司の目。 今気づいたけどきれいな茶色だ。 はちみつ色よりは、少しくらめの茶色。 日本人にはめずらしい色。 大きな瞳を少し細めて 司は笑う。 その笑顔、今は蜜のものだよね? 司はまるでそんな蜜の心の問いかけに答えるように ポンポンッと頭をなでてくれた。